局数 vs コール数 2016年末
総務省の『無線局等情報検索』は,たとえば一つのコールサインの下に固定局・移動局と2局あった場合,“2局”として計上しています.
これ,純粋なコールサインの数で集計したい場合には,うれしくありません.
そのような「局数」と「コール数」の,“ダブり具合”の検証結果です.
『2016年12月24日』付のデータからです.
■結果
下図のようになりました:
■解析例...
●開局しているアマチュアの数
『無線局等情報検索』では「434738件」のように返してきますが,
その中で「個人局のコールの数」は「410143」ということになります.
これ(41万局(名))こそが「開局しているアマチュアの数」と見なしていいでしょう.
ただし,エリア跨りで複数のコールを持っている方は,個々にカウントされてしまいます.
また率で表しますと 410143÷434738 = 94.3% となります(昨年は94.5%).
ですから簡易的には,総務省の発表値から「6%減」くらいで見積もればいいことになります.
●2局以上持っている率
個人局については,上図から,14620÷410143 = 3.6% となります(昨年は3.4%).
●推移 【1/29 再構成および追記】
昨2015年末は「411647」でしたので,「1504コールの減(激減)」です.
実際これを外形だけで見ますと,「939局の減」だけに写ります.
「435677件(2015年末)が 434738件(2016年末)」ですので.
ところがより実態に近くは,「1504個人コール(名)の減」ということです.
過去からの推移をグラフ化しました.2012年末を基準とした累計です:
輪をかけて,
「5.6GHzのドローン屋さん650局が下支え(https://jj1wtl.seesaa.net/article/201612article_3.html)してこの結果」
だということも忘れてはならないでしょう.
レガシーアマチュア無線屋さんは,さらに/その分,減っているわけです.
【1/31追記】 「5.6GHz帯だけの免許の局」のアップデート完了!
2016-12-24時点で,(上で650局としたところが) 743局 でした.
■補足
●『無線局等情報検索』に載らない局
衛星管制局(地上管制局)は非開示です〔施行規則11-2条16号〕.
(空を飛んでいる衛星のほうは載ります.)
「じつはこの外数でもう数局,アマチュア局(社団局です)がある」――ということです.
「有名人だと載らない」とかは...ないです.
■Excelコールブック
・元データのエクセルはこちら.エリアごとです.最大の関東で6.5MBあります:
関東 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-1.xlsx
東海 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-2.xlsx
近畿 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-3.xlsx
中国 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-4.xlsx
四国 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-5.xlsx
九州 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-6.xlsx
東北 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-7.xlsx
北海道 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-8.xlsx
北陸 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-9.xlsx
信越 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-0.xlsx
沖縄 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-6r.xlsx
・43万局を一塊にしたものも用意しました【28MB】:
http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/offline-callbook-ja-20161224.csv
・いずれも凡例:
- コール
- 免許人 (社団の場合のみ)
- QTH
- 免許日
- 総通 (記号による)
- 謎のコード
- 出力
- デュープチェック (「1」~「8」)
- JARL会員?
(デュープチェックで「1」の行のみ;
「会員であること」を本人が非開示なら,非会員に見える)
- ビューロー不可?(JARL会員の場合のみ;ライフメンバーでQSL転送不可の会員)
・どうしても時間差は出ます:
- 局自体の情報 … 12/24時点
- JARL会員ステイタス … 1/24~25にかけて検索
■過去ログ
・2012年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201302article_2.html
・2013年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201402article_4.html
・2014年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201501article_10.html
・2015年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201601article_13.html
これ,純粋なコールサインの数で集計したい場合には,うれしくありません.
そのような「局数」と「コール数」の,“ダブり具合”の検証結果です.
『2016年12月24日』付のデータからです.
■結果
下図のようになりました:

■解析例...
●開局しているアマチュアの数
『無線局等情報検索』では「434738件」のように返してきますが,
その中で「個人局のコールの数」は「410143」ということになります.
これ(41万局(名))こそが「開局しているアマチュアの数」と見なしていいでしょう.
ただし,エリア跨りで複数のコールを持っている方は,個々にカウントされてしまいます.
また率で表しますと 410143÷434738 = 94.3% となります(昨年は94.5%).
ですから簡易的には,総務省の発表値から「6%減」くらいで見積もればいいことになります.
●2局以上持っている率
個人局については,上図から,14620÷410143 = 3.6% となります(昨年は3.4%).
●推移 【1/29 再構成および追記】
昨2015年末は「411647」でしたので,「1504コールの減(激減)」です.
実際これを外形だけで見ますと,「939局の減」だけに写ります.
「435677件(2015年末)が 434738件(2016年末)」ですので.
ところがより実態に近くは,「1504個人コール(名)の減」ということです.
過去からの推移をグラフ化しました.2012年末を基準とした累計です:

輪をかけて,
「5.6GHzのドローン屋さん650局が下支え(https://jj1wtl.seesaa.net/article/201612article_3.html)してこの結果」
だということも忘れてはならないでしょう.
レガシーアマチュア無線屋さんは,さらに/その分,減っているわけです.
【1/31追記】 「5.6GHz帯だけの免許の局」のアップデート完了!
2016-12-24時点で,(上で650局としたところが) 743局 でした.
■補足
●『無線局等情報検索』に載らない局
衛星管制局(地上管制局)は非開示です〔施行規則11-2条16号〕.
(空を飛んでいる衛星のほうは載ります.)
(免許状等記載事項を公表しない無線局)
第十一条の二 法第二十五条第一項の総務省令で定める無線局は、次の各号に掲げるもの(第十条の二第二号から第五号までに掲げる無線局、非常局及び特別業務の局を除く。)とする。
【中略】
十六 人工衛星、宇宙物体又はロケットの位置及び姿勢を制御するための無線通信を行うことを目的とするもの
【後略】
「じつはこの外数でもう数局,アマチュア局(社団局です)がある」――ということです.
「有名人だと載らない」とかは...ないです.
■Excelコールブック
・元データのエクセルはこちら.エリアごとです.最大の関東で6.5MBあります:
関東 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-1.xlsx
東海 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-2.xlsx
近畿 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-3.xlsx
中国 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-4.xlsx
四国 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-5.xlsx
九州 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-6.xlsx
東北 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-7.xlsx
北海道 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-8.xlsx
北陸 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-9.xlsx
信越 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-0.xlsx
沖縄 http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/20161224-6r.xlsx
・43万局を一塊にしたものも用意しました【28MB】:
http://motobayashi.net/callbook/ever/20161224/offline-callbook-ja-20161224.csv
・いずれも凡例:
- コール
- 免許人 (社団の場合のみ)
- QTH
- 免許日
- 総通 (記号による)
- 謎のコード
- 出力
- デュープチェック (「1」~「8」)
- JARL会員?
(デュープチェックで「1」の行のみ;
「会員であること」を本人が非開示なら,非会員に見える)
- ビューロー不可?(JARL会員の場合のみ;ライフメンバーでQSL転送不可の会員)
・どうしても時間差は出ます:
- 局自体の情報 … 12/24時点
- JARL会員ステイタス … 1/24~25にかけて検索
■過去ログ
・2012年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201302article_2.html
・2013年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201402article_4.html
・2014年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201501article_10.html
・2015年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201601article_13.html
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