局数 vs コール数 2022年末
総務省の『無線局等情報検索』は,たとえば一つのコールサインの下に固定局・移動局と2局あった場合,“2局”として計上しています.
これ,純粋なコールサインの数で集計したい場合には,うれしくありません.
そのような「局数」と「コール数」の,“ダブり具合”の検証結果です.
たとえば1/6(金)深夜の更新では372,853局(件)と返してきますが,しかしてその実態は以下のようになりました.


「2局持ち以上は増えている」ことが判ります.
ただし,「エリア跨がり」などで別なコールをお持ちの免許人は,このような名寄せができません.
誤差として残ります.
(372,853-347,186)÷ 372,853 = 6.9%
ほどを割り引けばいいことになります.
昨年の6.6%から増えています.
16,664 ÷ 347,186 = 4.8%
昨年の4.6%から増えています.
たとえば,減少数を「個人局のコール数」で辿りますと,以下のようになります.減少鈍化.
・2018年中 … 13,068名 (404,415-391,347) 36名/日
・2019年中 … 14,457名 (391,347-376,890) 40名/日
・2020年中 … 12,888名 (376,890-364,002) 35名/日
・2021年中 … 8,827名 (364,002-355,175) 24名/日
・2022年中 … 7,989名 (355,175-347,186) 22名/日
http://motobayashi.net/callsign/untold/kyokusu20230104.html
・2013年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201402article_4.html
・2014年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201501article_10.html
・2015年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201601article_13.html
・2016年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201701article_12.html
・2017年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201802article_4.html
・2018年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201901article_10.html
・2019年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/202001article_10.html
・2020年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/202101article_7.html
・2021年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/202201article_8.html



これ,純粋なコールサインの数で集計したい場合には,うれしくありません.
そのような「局数」と「コール数」の,“ダブり具合”の検証結果です.
たとえば1/6(金)深夜の更新では372,853局(件)と返してきますが,しかしてその実態は以下のようになりました.
結果
2022年末

【参考】2021年末

考察
純数は,見かけ以上に減っている
二つの図の差分から,全体が減っているにもかかわらず,「2局持ち以上は増えている」ことが判ります.
純粋なアマチュアの数は347,186
上のほうの図から,「純粋なアマチュアの数=個人局のコールの数」とみなすならば,「347,186」となります.ただし,「エリア跨がり」などで別なコールをお持ちの免許人は,このような名寄せができません.
誤差として残ります.
純粋なアマチュアの数の近似は,総務省発表値マイナス6.9%で
上のほうの図から,簡易的に「純粋なアマチュアの数」を求めるには,総務省の発表値から(372,853-347,186)÷ 372,853 = 6.9%
ほどを割り引けばいいことになります.
昨年の6.6%から増えています.
2局持ち以上の個人は4.8%
上のほうの図から,「2局持ち以上の個人」は,4.8%となります:16,664 ÷ 347,186 = 4.8%
昨年の4.6%から増えています.
「総数」と「個人局のコール数」の推移
下表のとおりです.時点 | 総数(総務省の発表値) | 個人局のコール数 |
2012-12-15 | 437,224 | 413,978 |
2013-12-28 | 436,156 | 412,550 |
2014-12-20 | 435,731 | 411,871 |
2015-12-19 | 435,677 | 411,647 |
2016-12-24 | 434,738 | 410,143 |
2018-01-06 | 429,480 | 404,415 |
2019-01-09 | 416,379 | 391,347 |
2020-01-08 | 401,859 | 376,890 |
2021-01-06 | 389,043 | 364,002 |
2022-01-05 | 380,472 | 355,175 |
2023-01-04 | 372,853 | 347,186 |
たとえば,減少数を「個人局のコール数」で辿りますと,以下のようになります.減少鈍化.
・2018年中 … 13,068名 (404,415-391,347) 36名/日
・2019年中 … 14,457名 (391,347-376,890) 40名/日
・2020年中 … 12,888名 (376,890-364,002) 35名/日
・2021年中 … 8,827名 (364,002-355,175) 24名/日
・2022年中 … 7,989名 (355,175-347,186) 22名/日
詳細
『局数 vs コール数 2022年末』http://motobayashi.net/callsign/untold/kyokusu20230104.html
過去ログ
・2012年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201302article_2.html・2013年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201402article_4.html
・2014年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201501article_10.html
・2015年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201601article_13.html
・2016年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201701article_12.html
・2017年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201802article_4.html
・2018年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/201901article_10.html
・2019年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/202001article_10.html
・2020年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/202101article_7.html
・2021年末 https://jj1wtl.seesaa.net/article/202201article_8.html
【以下参考:過去データ】
2020年末

2019年末

2018年末

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