JARLのR6年度予算を読んでみよう
ことしは例年よりも一足早く,2月末の理事会報告に併せて公表されました.
JARL NEWS春号ではなくて.
また「テキストを拾えるPDF」になりました.
...組織運営にいろいろ改善が見られるのがFB.
で,“ちゃんと予算書を読む候補者”にご投票くださいね.
-- JJ1WTL 社員選挙(関東)立候補
http://motobayashi.net/senkyo/
・補正予算 … ▲3,069万円 ( 〃 )
――――――――――――――――――――
・補正額 …… ▲2,652万円
(ちなみに前 専務理事は,R3年度で 収支均衡を達成した と宣言していましたけどね.)
現象としては,当初の予算の目論見よりも――
・会員が増えませんでした
・局名録が売れませんでした
(たぶん↑.まだ“刊行物”としか開示されていませんが.)
――ということでしょう.
各要因の背景を,以下のように推察します.
●前者――会員増の未達
・会員の高齢化(終活)で離脱
・「QSLカードの転送」をエサにした囲い込みビジネスに,崩壊の兆し:
LoTW・Club Log・だれでもQSL など
・COVID-19も沈静化で,みなさん従来の余暇の過ごし方に回帰
●後者――局名録の売上の未達
・市区町村であれば『無線局等情報検索』で把握可
・Excelコールブックを作ってタダでくばるやからとかも
・上 … R5年度「当初」予算
・下 … R5年度「補正」予算
です.


つまり...
●正員受取会費
+552万円,増やそうと思っていました.
でも蓋を開けたら,むしろ,1515万円減りました(ちゅど~ん).
●刊行物
局名録の発行年なので,+1,448万円の売上増を期待していました.
でも蓋を開けたら,+948万円しか伸びませんでした(ちゅど~ん).
マクロトレンドをちゃんと読みましょう.
“カッコいい予算”に見せるため,蓋然性の低い会員増を前提とせざるを得ない.
●補正予算よりも中期の経営計画を
補正予算化は,ありがたいことではあるのですが...
2月も末になって,いまさら「赤字膨らみますSRI」と言われても,年度内に打てる手は,ほぼありません.
2月の末に補正予算を作っている暇があるのでしたら,むしろその時間を割いて,「中期の経営計画」をお示しいただいたほうが,ありがたいです.

R5年度は...もともとは▲417万円で ほぼ収支均衡 をねらっていました.
しかし,そうはいきませんで,▲3,069万円に.
上図は...
2023年度は補正予算値,2024年度は予算値です(以下同).
2020~2021年度はCOVID-19による活動の停滞のためでしょう,費用が減っていました.
しかし日常が戻りまして...
・2023年度は3,069万円,
・2024年度は2,802万円
の赤字の見込みです.

収支差に焦点を当てて描き直すと,こうなります:


全体としては,1,000万円の収益減を覚悟します.……(a)

気づいた点は図中に描き込みました.
『QSL費』の増額はありません.
お金をかけずに転送遅延を解消するのですね.
全体としては,1,300万円の費用減に努めます.……(b)
(a)(b)から,300万円の収支改善を目論見ます.

会員数は減少トレンドに転じているように見えますけど.

過去の蓄えで生き延びています:北越急行モデル.

差分に注目しますとこうなります.
1994年度の突出は,前納会費の値上げ前の駆け込みです.
8万円から20万円に切り替わったときです.

歴史的経緯です...過去からのつぎはぎのExcelでして.
単位:「円」.
・プラスだとコスト増(悪化)
・マイナスだとコスト減(改善)
――です.
2/3の社員は準備書面も出さなければ発言もしない「社員総会」に,484万円,かかります.
“機能する社員”を選んでくださいね.
『ハムフェア』は,広報活動費 中の3,030万円です(i.e. ひらたくは,赤字です).
JARL NEWS春号ではなくて.
また「テキストを拾えるPDF」になりました.
...組織運営にいろいろ改善が見られるのがFB.
で,“ちゃんと予算書を読む候補者”にご投票くださいね.
-- JJ1WTL 社員選挙(関東)立候補
http://motobayashi.net/senkyo/
...と,その前に,R5年度の補正予算が出ました
ひらたく言うと,赤字が膨らみました
・当初予算 … ▲417万円 (当期経常増減額)・補正予算 … ▲3,069万円 ( 〃 )
――――――――――――――――――――
・補正額 …… ▲2,652万円
(ちなみに前 専務理事は,R3年度で 収支均衡を達成した と宣言していましたけどね.)
補正に至った要因
前会長時代に当初想定していた会費収入及び刊行物収入が予想に反し減少する見込み
〔#71理事会報告〕
| ....って,“前会長”のせいにしてはいけないでしょう. 「理事会全体として決めた予算」なのですから. とはいえ百歩譲れば,当初予算案に「賛成した理事さん方」の責任は重いです. |
現象としては,当初の予算の目論見よりも――
・会員が増えませんでした
・局名録が売れませんでした
(たぶん↑.まだ“刊行物”としか開示されていませんが.)
――ということでしょう.
各要因の背景を,以下のように推察します.
●前者――会員増の未達
・会員の高齢化(終活)で離脱
・「QSLカードの転送」をエサにした囲い込みビジネスに,崩壊の兆し:
LoTW・Club Log・だれでもQSL など
・COVID-19も沈静化で,みなさん従来の余暇の過ごし方に回帰
●後者――局名録の売上の未達
・市区町村であれば『無線局等情報検索』で把握可
・Excelコールブックを作ってタダでくばるやからとかも
ともあれ,軽く補正予算の分析を
以下のグラフ2葉は,「R4年度の実績」をベースにして比べた,順に,・上 … R5年度「当初」予算
・下 … R5年度「補正」予算
です.
つまり...
●正員受取会費
+552万円,増やそうと思っていました.
でも蓋を開けたら,むしろ,1515万円減りました(ちゅど~ん).
●刊行物
局名録の発行年なので,+1,448万円の売上増を期待していました.
でも蓋を開けたら,+948万円しか伸びませんでした(ちゅど~ん).
所感
●そもそも,予算がぼろいマクロトレンドをちゃんと読みましょう.
“カッコいい予算”に見せるため,蓋然性の低い会員増を前提とせざるを得ない.
●補正予算よりも中期の経営計画を
補正予算化は,ありがたいことではあるのですが...
2月も末になって,いまさら「赤字膨らみますSRI」と言われても,年度内に打てる手は,ほぼありません.
2月の末に補正予算を作っている暇があるのでしたら,むしろその時間を割いて,「中期の経営計画」をお示しいただいたほうが,ありがたいです.
いつものグラフ
R5年度はまだ締まっていませんので,補正予算値です.
R5年度は...もともとは▲417万円で ほぼ収支均衡 をねらっていました.
しかし,そうはいきませんで,▲3,069万円に.
心配ご無用
でもみなさん,ご安心下さい.上図は...
ですし,
〔R3.6.18『当連盟の一部会員による連盟に対する批判活動について』JARL〕
〔R元.5.31『社員提案に対する反対意見について』JG1KTC・JA5SUD・JA8ATG・JE1KAB〕
大きな数字
収益と費用の推移は下図のとおりです.2023年度は補正予算値,2024年度は予算値です(以下同).
2020~2021年度はCOVID-19による活動の停滞のためでしょう,費用が減っていました.
しかし日常が戻りまして...
・2023年度は3,069万円,
・2024年度は2,802万円
の赤字の見込みです.

収支差に焦点を当てて描き直すと,こうなります:

R6年度予算の,R5年度補正予算との差分検証
R5補正予算≒R5実績 とみなして検証しましょう.(1) 収益
年会費ベースで会員数を令和5年実績見込同数とのことですが,「正員受取会費」が +800万円,すなわち年会費1,111名分の増に見えます(謎).
全体としては,1,000万円の収益減を覚悟します.……(a)
(2) 費用
図中,費目の順番の一部が,理事会報告 別紙やJARL NEWSの掲載順とは異なっていますSRI(歴史的経緯).気づいた点は図中に描き込みました.
『QSL費』の増額はありません.
お金をかけずに転送遅延を解消するのですね.
全体としては,1,300万円の費用減に努めます.……(b)
(a)(b)から,300万円の収支改善を目論見ます.
会員増による収益増加策の深掘り
ちょっとアグレッシブすぎでは?
会員数は減少トレンドに転じているように見えますけど.

“赤字”の推移
1995年度以降ずーーーっと赤字です.過去の蓄えで生き延びています:北越急行モデル.

差分に注目しますとこうなります.
1994年度の突出は,前納会費の値上げ前の駆け込みです.
8万円から20万円に切り替わったときです.

以下,詳細
費目の掲載順は,一部,理事会報告 別紙・JARL NEWSと異なります.歴史的経緯です...過去からのつぎはぎのExcelでして.
単位:「円」.
(1) 経常収益
『ハムフェア』は,『雑収益』の中で2,740万円です(R5年度予算では3,110万円).| 費目 | R5補正予算 | R6予算 | 差 | |
|---|---|---|---|---|
| ①特定資産運用益 | ||||
| 特定資産受取利息 | 2,000,000 | 2,000,000 | 0 | |
| ②受取入会金 | ||||
| 正員受取入会金 | 2,500,000 | 2,450,000 | ▲50,000 | |
| 准員受取入会金 | 30,000 | 30,000 | 0 | |
| ③受取会費 | ||||
| 正員受取会費 | 293,000,000 | 301,000,000 | 8,000,000 | |
| 家族会員受取会費 | 4,000,000 | 3,928,000 | ▲72,000 | |
| 准員受取会費 | 10,080,000 | 10,078,000 | ▲2,000 | |
| 賛助会員受取会費 | 4,500,000 | 4,670,000 | 170,000 | |
| ④事業収益 | ||||
| 賞典収益 | 2,300,000 | 2,465,000 | 165,000 | |
| 刊行物収益 | 15,000,000 | 3,300,000 | ▲11,700,000 | |
| 監修収益 | 360,000 | 360,000 | 0 | |
| 印税収益 | 100,000 | 100,000 | 0 | |
| 広告収益 | 12,060,000 | 9,960,000 | ▲2,100,000 | |
| ⑤雑収益 | ||||
| 雑収益 | 48,554,000 | 44,110,000 | ▲4,444,000 | |
| 受取利息 | 1,000 | 1,000 | 0 | |
(2) 経常費用
「差」の欄は――・プラスだとコスト増(悪化)
・マイナスだとコスト減(改善)
――です.
2/3の社員は準備書面も出さなければ発言もしない「社員総会」に,484万円,かかります.
“機能する社員”を選んでくださいね.
『ハムフェア』は,広報活動費 中の3,030万円です(i.e. ひらたくは,赤字です).
| 費目 | R5補正予算 | R6予算 | 差 |
|---|---|---|---|
| 総会費 | 5,004,000 | 4,840,000 | ▲164,000 |
| 理事会費 | 2,332,000 | 2,340,000 | 8,000 |
| 評議委員会費 | |||
| 連絡会費 | 100,000 | 100,000 | 0 |
| 地方本部費 | 20,120,000 | 20,070,000 | ▲50,000 |
| 役員報酬 | 0 | 2,700,000 | 2,700,000 |
| 諸給与 | 91,013,000 | 87,100,000 | ▲3,913,000 |
| 賞与引当金繰入額 | 5,093,000 | 4,800,000 | ▲293,000 |
| 役員退職慰労金 | 0 | ||
| 退職給付費用 | 5,160,000 | 4,560,000 | ▲600,000 |
| 事務消耗品費 | 1,000,000 | 1,000,000 | 0 |
| 事務印刷費 | 540,000 | 530,000 | ▲10,000 |
| 通信費 | 2,200,000 | 2,230,000 | 30,000 |
| 旅費交通費 | 4,800,000 | 5,440,000 | 640,000 |
| 福利厚生費 | 15,220,000 | 17,860,000 | 2,640,000 |
| 図書費 | 200,000 | 200,000 | 0 |
| 渉外費 | 200,000 | 250,000 | 50,000 |
| 賃借料 | 15,950,000 | 15,950,000 | 0 |
| 光熱水道料 | 1,100,000 | 1,100,000 | 0 |
| 修繕費 | 0 | ||
| 租税公課 | 20,730,000 | 20,730,000 | 0 |
| 雑費 | 4,600,000 | 4,600,000 | 0 |
| J・ニュース費 | 35,200,000 | 38,700,000 | 3,500,000 |
| QSL費 | 77,650,000 | 77,650,000 | 0 |
| 広告活動費 | 49,637,000 | 38,560,000 | ▲11,077,000 |
| ARDF費 | 840,000 | 840,000 | 0 |
| 賞典費 | 1,519,000 | 1,750,000 | 231,000 |
| 諸委員会費 | 2,220,000 | 3,320,000 | 1,100,000 |
| クラブ費 | 100,000 | 100,000 | 0 |
| 監視監査費 | 510,000 | 510,000 | 0 |
| 刊行物費 | 15,100,000 | 2,400,000 | ▲12,700,000 |
| 機械化事務費 | 13,100,000 | 13,100,000 | 0 |
| 会員事務費 | 15,568,000 | 16,790,000 | 1,222,000 |
| 選挙費 | 3,800,000 | 7,460,000 | 3,660,000 |
| 設備機器 | 4,440,000 | 4,440,000 | 0 |
| 国際協力費 | 7,120,000 | 8,600,000 | 1,480,000 |
| 衛星・研究開発費 | 100,000 | 100,000 | 0 |
| 減価償却費 | 2,108,000 | 954,000 | ▲1,154,000 |
| ソフトウェア償却 | 799,000 | 800,000 | 1,000 |
| 貸倒引当金繰入額 | |||
| 雑損失 |



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